アイザック・アシモフ『人間への長い道のり』より抜粋

いつも子供が左腕に抱えられて、心臓の鼓動の近くにいたとも考えられる。これは子宮の中の状態に酷似しており、そこにいる子供が静かにしている事を経験から知っていたかもしれない。ヒト科生物が自由な右手を他の目的に使って、今日の人間を特徴づける(だが、他の生物にはない)圧倒的な右利きになったのは、これが原因かもしれない